コラム

    • 2025/08/08

    配送コストを削減するには?ムダを減らす具体策と改善ポイントを解説

    配送コストの増加に悩む企業は少なくありません。燃料費や人件費の上昇に加え、非効率な配送体制が見えにくいムダを生み出しているケースも多く見受けられます。

    こうした状況を改善するには、現状を正しく把握し、無駄な支出を抑えるための見直しと工夫が欠かせません。本記事では、配送コストを削減するために有効な具体策と、押さえておくべき見直しのポイントについてわかりやすく解説します。

    配送コストが膨らむ原因

    配送コストは、企業の物流や在庫管理において大きな割合を占める経費のひとつです。コストが膨らむ背景には、単純な運賃の上昇だけでなく、オペレーションや契約の見直し不足といった構造的な要因も潜んでいます。ここでは、配送コストが増加してしまう主な原因について解説していくので、参考にしてみてください。

    人手不足と燃料費高騰による単価の上昇

    近年、運送業界ではドライバーの高齢化や若手人材の不足により、慢性的な人手不足が深刻化しています。これに伴い、各運送会社は人材確保のために人件費を引き上げざるを得ず、そのコストが運賃に転嫁されるケースが増えているようです。

    さらに、燃料価格の変動も影響し、過去に比べて配送1件あたりの単価が上昇しやすくなっています。こうした業界全体の構造的変化が、企業側の配送コストにも直接的な影響を及ぼしていることが考えられるでしょう。

    小口配送・多頻度配送による非効率なオペレーション

    顧客のニーズが多様化する中で、「少量を早く届ける」ことが求められるようになりました。その結果、1回あたりの積載効率が悪くなり、同じ量の荷物を複数回に分けて配送する非効率な体制が常態化している企業も少なくありません。

    こうした小口・多頻度配送は、トラックの稼働率を下げるだけでなく、配送先ごとのコスト負担を増大させる要因となります。

    契約内容や運用ルールの見直し不足

    長年同じ運送会社と契約を継続していたり、過去のルールをそのまま適用していたりする場合、時代に合わないコスト構造のまま運用されている可能性があります。繁忙期の割増料金や再配達による追加料金など、見えにくいコストが積み重なっていることもあるでしょう。

    契約条件や運用方法を定期的に見直すことで、不要な支出や非効率なルールを改善できる可能性があります。

    配送コストのムダを減らす具体策

    配送コストは企業活動において避けられない支出ですが、見直しや工夫次第で大きな削減効果を生むことができます。日常的な配送業務においては、気づかぬうちに「ムダなコスト」が発生していることも少なくありません。ここでは、配送コストのムダを減らすために実践できる具体的な対策を紹介します。

    積載率の向上で無駄な空間とコストを削減する

    トラックや配送車両の積載率が低いまま出発してしまうと、1回の配送にかかるコストが割高になります。これを防ぐためには、出荷のタイミングや荷物の組み合わせを見直し、できるだけ1台に多くの荷物を効率よく積むことが重要です。

    物流センターでの仕分けの工夫や配送先のルート最適化と組み合わせることで、積載率を高めながら無駄な便数を削減できます。

    配送ルートの最適化で走行距離と時間を短縮する

    配送ルートが非効率であれば、余計な距離や時間が発生し、それが燃料費や人件費に跳ね返ってきます。ルート最適化には、GPSや配送管理システム(TMS)の導入が効果的です。

    リアルタイムの交通情報や渋滞予測を活用することで、より効率的なルートを選定でき、無駄なコストを抑えることができます。また、配達の順序を工夫するだけでも、大きな時間短縮につながる場合があるでしょう。

    配送方法の見直しでニーズに応じた最適コストを選択する

    すべての配送に同じ手段を使っていると、必要以上にコストがかかっている可能性があります。緊急性のない商品をチャーター便で送っていたり、小口配送に大手宅配業者を使っていたりすると、配送手段とコストのバランスが取れていない状態です。

    荷物の量や納期、配達先の条件に応じて、路線便、共同配送、委託配送など複数の手段を使い分けることで、ムダのないコスト設計が可能になります。

    配送の見直しで実現できるコストカット

    配送にかかるコストは、商品単価や利益率に直接影響する重要な要素です。近年の物流環境の変化により、多くの企業がコスト増に悩まされる中、「配送の見直し」は有効な改善策として注目されています。

    適切な見直しを行えば、ムダな支出を抑えつつ、効率的で持続可能な物流体制を築くことが可能です。ここでは、配送を見直すことで実現できる具体的なコストカットの方法を解説します。

    共同配送の活用で輸送効率を最大化

    自社単独での配送は、トラックの積載効率が低下しやすく、コストが割高になる傾向があります。これに対して、複数の企業が荷物をまとめて配送する「共同配送」を導入すれば、1台の車両に複数の荷主の荷物を積載でき、輸送効率が大幅に向上するでしょう。

    状況によっては、同じ地域に配送先が集中している場合に効果が高く、車両台数の削減や燃料費の節約につながります。

    発送タイミングの調整による配送回数の削減

    顧客の要望に応えるために毎日出荷を行っていると、積載率が低く非効率な配送が続いてしまうことがあります。そこで、受注から出荷までのリードタイムに余裕がある商品については、発送タイミングを見直して配送頻度を減らす工夫が有効です。

    「週2回まとめて配送」に切り替えるだけでも、車両稼働コストや梱包資材費、人件費の削減が期待できます。

    拠点配置の見直しで中継コストを削減

    物流センターや営業拠点の位置が配送先と離れている場合、中継輸送や長距離輸送が増え、コストがかさむ要因になります。拠点の配置を見直し、需要の多いエリア近くに倉庫を設けることで、配送距離や時間を大幅に短縮でき、中継費用や燃料費、人件費を圧縮できるでしょう。

    また、複数のエリアに分散していた在庫を統合・再配置することで、在庫管理の効率も高まります。

    まとめ

    配送コストの削減には、積載率の向上や配送ルートの最適化、共同配送の活用など、現場レベルでの工夫が不可欠です。また、契約条件の見直しや拠点配置の最適化といった経営的な視点からの改善も大きな効果をもたらします。

    日々の業務に潜むムダを見逃さず、現状を定期的に見直すことで、持続可能でコスト効率の良い配送体制を実現することが可能です。まずはできるところから一つずつ、改善を始めてみましょう。

    しろくま配送では、チャーター便や定期便など、お荷物やお客様の状況に合わせて適切な配送方法をご提案いたします。


    詳しくは、しろくま配送の公式HPをご確認いただき、お問い合わせください。

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